岡山市南区郡 空家解体撤去工事
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工事の概要SUMMARY
岡山市南区郡の空き家(木造・上屋約95.6㎡)の解体撤去工事です。岡山市発注の公共工事として、入札により受注し施工いたしました。長期間にわたり管理されていなかった建物で、敷地全体が草木に覆われ、屋根に人が乗れる状態ではありませんでした。除草、瓦の撤去、残置物の仕分けと、躯体の解体に入るまでに複数の工程を要した現場です。工期は約3週間でした。
建物に近づけない状態からの着工(除草を独立した工程として実施)
着工時、建物は屋根までツタと樹木に覆われ、外観がほとんど確認できない状態でした。敷地内には樹木や松が伸び、地表は下草で埋まっています。この状態では建物の全容を確認できず、作業員が建物に近づくこともできません。
そのためまず除草・伐採を独立した工程として実施し、敷地の外周から建物までの動線を確保しました。管理されていない空き家では、解体そのものに入る前にこうした工程が必要になります。
屋根に乗れない建物の瓦撤去(高所作業車による作業)
瓦の撤去は、通常であれば屋根に上がり手作業で行います。しかし本現場では長年の雨水の侵入により野地板の腐朽が進み、人が乗れる状態ではありませんでした。瓦を撤去した後の小屋組を見ると、垂木と桟木がわずかに残るのみで、野地板はほとんど失われています。屋根の上まで樹木が伸び、ツタは小屋裏まで入り込んでいました。
そこで高所作業車を配置し、バケットから瓦を撤去して荷下ろしを行いました。高所作業車の使用は費用と手間が増える要因になりますが、屋根に乗らずに作業する方法を選ぶことが、この現場では必要な判断でした。
残置物の手作業による仕分けと、隣家への防護
建物内には家財がそのまま残されていました。解体材と混在した状態のため、重機は使わず作業員2名で手作業により仕分けし、木くず・畳・金属くずなどを種類ごとに分別しています。
敷地は隣家と近接していたため、境界側に単管と養生シートによる防護を設置したうえで作業を行いました。土壁の建物で、解体時には小舞の竹や葺き土が発生します。これらも分別して搬出しました。
公共工事としての工程管理と書類対応
本工事は岡山市が発注する公共工事です。着工前・各工程・完了時の状況を工事写真として記録し、施工計画書の作成から完了報告までの書類対応を行いました。除草、瓦撤去、残置物仕分けといった各工程を区切って記録している点も、公共工事に求められる管理の一環です。
発生した廃棄物は産業廃棄物として分別し、マニフェストにより処理の経路を管理しています。当社の公共工事への取り組みは、岡山市平津児童館解体工事の事例でもご紹介しています。
解体後は真砂土により整地し、更地の状態でお引き渡ししています。着工前の写真と見比べていただくと、同じ敷地とは分かりにくいかもしれません。
空き家は、放置される期間が長くなるほど、草木の繁茂や建物の腐朽が進み、解体そのものに入るまでの工程が増えていきます。本現場のように行政の手続きを経て解体に至る例もあります。空き家の解体も、現地を確認したうえでお見積りいたします。
