岡山市鉄骨造アパート住宅解体撤去工事
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工事の概要SUMMARY
岡山市中区、鉄骨造3階建アパート(延床約190坪)の解体撤去工事です。夕方に小学生が通行する通学路に面した狭小地で、前面道路幅も限られる現場でした。図面が残っていない地中杭の撤去、梅雨時期の軟弱地盤への対応を含み、工期は約3.5か月。近隣への粉じん対策として仮囲いを法定基準の倍となる3.6mまで立ち上げて施工しました。
鉄骨造アパートのアスベスト事前調査(レベル3・手ばらし撤去)
施主様からの急なご依頼に伴い、短期間で施工準備と各種申請を完了させました。石綿事前調査の結果は、国の報告システム(石綿事前調査結果報告システム)を通じて届け出ています。
アスベスト(石綿)調査では、法令に基づき事前に検体を採取・分析。施主様への事前調査報告書の作成および報告を滞りなく完了させてから着工しました。レベル3に該当する建材の撤去は、外部足場の完成後に手ばらしで安全に回収・処分しています。
通学路に面した狭小地での粉じん対策(仮囲い3.6m・散水人員の倍増)
鉄骨造の解体では、デッキスラブ(床材)の撤去時に木造解体と比べて非常に多くの粉じんが発生します。そのため次の対策を徹底しました。
- 挨拶回り:着工前に近隣の皆様へ一軒ずつ訪問し、工事概要をご説明
- 仮囲いの高層化:法定基準(1.8m)の倍となる高さ3.6mの防塵仮囲いを設置。夜間の安全対策としてチューブライトを配備
- 散水要員の増員:解体時の粉じんの舞い上がりを防ぐため、通常の倍の人員で散水を実施
前面道路が狭い現場での第三者安全管理(監視員配置・道路使用許可)
現場の前面道路は夕方に小学生が多く通行する通学路であり、かつ道路幅も限られていました。
- 監視員の配置:敷地内への児童の立ち入りを防ぐため、前面道路に監視員を配置
- 道路使用許可の取得と作業の一時停止:重機の一部が道路にはみ出す序盤の工程では、歩行者や車両の通行に合わせて作業を一時停止するなど、細心の注意を払って施工
鉄骨造特有の壁の倒壊防止(ガス切断とアタッチメント圧砕の併用)
外壁側の解体では、そのまま重機で圧砕すると壁が外側へ倒壊する危険があります。そのためアタッチメントで圧砕する前に、ガスで内側に切り込みを入れる手作業を併用し、必ず建物の内側へ倒してから慎重に撤去しました。
図面が残っていない地中杭の測量と撤去(単価の事前合意・実測精算)
地中杭に関する事前の図面データがなかったため、まず施主様と「杭1本あたりの撤去単価」をあらかじめ合意・設定したうえで着工しました。
基礎撤去後に杭頭を露出させた時点で杭頭の測量を行い、正確な配置を把握。その図面と現場写真をもとに実数のデータを施主様へご報告し、精算を行いました。
地中埋設物は掘削しなければ判明しないため、当社では発見時に必ず写真と実測データをお示しし、ご了承をいただいたうえで作業を進めています。
梅雨時期の軟弱地盤の整地と、駐車場舗装の復旧協議
既存建物が敷地いっぱいに建っていたため作業スペースが限られ、梅雨時期の雨水による地盤の軟弱化にも対応しました。
重機・ダンプの作業スペースとして一時使用した敷地内の既存舗装部分については、施主様・管理会社様・舗装業者様との3者協議を行い、引き渡し後のオーバーレイ(再舗装)施工に支障が出ないよう地ならし・整地を行ったうえで、お引き渡しを完了しました。
本現場は、敷地の狭さ、通学路に面した立地、図面のない杭の撤去、限られた工期という複数の課題が重なる工事でした。現場での柔軟な管理体制と、専門業者(杭工事・鳶工事)との連携、そして徹底した近隣・安全対策により完工しています。
同様の条件の建物についても、現地を確認したうえでお見積りいたします。
解体費用と工期の考え方は岡山の鉄骨造(S造)解体工事で解説しています。
